古墳少々

【熊田山北古墳群B地区発掘調査現地説明会】

4月からちょいちょいお邪魔させていただいていた発掘現場。

今日はとうとう現地説明会。

1号墳の木棺の鎹(かすがい)の意味や土に残るベンガラ。

未盗掘の古墳の中はいろんな情報が満載で一気に古代までココロがタイムスリップ。

須恵器がまだ置かれたままの2号墳。

臼玉が他の古墳より特徴的に多い3号墳

他の埋葬者よりも手厚く祭祀を行う必要があったということか?

歴史の中で半分以上が失われてしまっていた4号墳は調査地区の中では一番大きいのに埋葬部が無いために情報はわずか。

こんな見晴らしのよい高台に祀られた人はどんな人だったのか。

ここはもうこの後なんにもなかったかの様に宅地になる。

目に焼き付けないといけないし、ここで感じた風や空気を忘れないようにしたいと思った。

一番暑い中でマスクしながらの発掘作業、本当にお疲れ様でした。

ありがとうございました。

木村洋子 陶芸家と古墳少々

木村洋子の陶芸と古墳にまみれた日々をつらつらと。 プロフィール 群馬県生まれ 陶芸家 多治見工業高校専攻科卒 卒業後 岐阜県セラミックス研究所勤務を経て陶芸教室講師となる。 現在は各務原の「せいしん工房」で「木村洋子のツキイチ陶芸教室」を開催 2019女流陶芸展 女流陶芸大賞入賞(入選5回) 2019菊池ビエンナーレ入選 女流陶芸準会員

0コメント

  • 1000 / 1000