窯詰めのドキドキ

窯詰めは息を止めても心臓が飛び出てしまうかもしれない程ドキドキして緊張します。

呉須象嵌は、なま生地に線彫して絵具(呉須)を入れてから素焼きをします。

それはとても壊れやすいという事です。


重いし、形も持ちにくいしで決死の覚悟です。

ここで壊れてしまった時の心の折れようは凄まじいものがあります。

以前、窯の蓋に軽くぶつけてしまい壊れて窯の中に落下して

粉砕したことがあります。

ここまで5か月制作してきたのです。

ここで壊れるなんて地獄です。


しかしながら、土を変えて作りやすく重さも軽くなったので随分楽になりました。

今日も無事に窯に入ってくれた。良い子。

頑張って焼かれておいで。



木村洋子 陶芸家と古墳少々

木村洋子の陶芸と古墳にまみれた日々をつらつらと。 プロフィール 群馬県生まれ 陶芸家 多治見工業高校専攻科卒 卒業後 岐阜県セラミックス研究所勤務を経て陶芸教室講師となる。 現在は各務原の「せいしん工房」で「木村洋子のツキイチ陶芸教室」を開催 2019女流陶芸展 女流陶芸大賞入賞(入選5回) 2019菊池ビエンナーレ入選 女流陶芸準会員

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