1400年まえの陶工に会いに行く

古墳ですが。

ここは各務原市の須衛。

「美濃須衛古窯跡群」でもある「天狗谷遺跡」

7世紀の窯跡の残る遺跡。

古窯の下に古墳がある。

公園として整備されていてとても美しい古墳。

古墳時代、ここで作陶していた陶工がこの古墳の埋葬者のような気がして大先輩にお会いする気持ちで訪れた。



奥壁は大きな一枚岩



天井は見る限り2枚



楣石は無いけれど天井岩が楣石の風情を醸しだしている厚みのあるチャート



立派な玄門立柱



大きな石の横壁



ここから先は黄泉の国



石室の中からこんにちは



7世紀のこの窯からは灰釉の掛かった陶器が見つかっている。

ここで土を掘り、形にして、そして焼いていた。

私のやっていることは1400年たってもほぼ同じことをしている。

ここで作陶し窯詰めし焼いていたその陶工たちの片りんを見たくなったのだよね。


なんか窯をみていると陶工の熱量みたいなものが感じられる。

さぁ私もがんばろう!って思えた。

また、来ますね。




木村洋子 陶芸家と古墳少々

木村洋子の陶芸と古墳にまみれた日々をつらつらと。 プロフィール 群馬県生まれ 陶芸家 多治見工業高校専攻科卒 卒業後 岐阜県セラミックス研究所勤務を経て陶芸教室講師となる。 現在は各務原の「せいしん工房」で「木村洋子のツキイチ陶芸教室」を開催 2019女流陶芸展 女流陶芸大賞入賞(入選5回) 2019菊池ビエンナーレ入選 女流陶芸準会員

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